水滸のことば



ゼミGW課題

GW(黄金週)が始まったらしいが、明日の29日は平常の授業です、火曜日のお休みはなぜか翌週の5月6日です、間違えないように。

せっかくの連休ですが、中国語学習に休みはない、ということでゼミではGWの課題を出すことにしました。

3年生:HSK受験対策としてリスニング教材を配布します。連休明けの授業5月13日に提出してください。
4年生:現在進めている用例集めの1回分を連休明け5月6日に提出してください。

連休はしっかり勉強しましょう!
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# by clingmu | 2008-04-28 16:36 | ゼミ連絡

「そり舌音」の導入

ラジオ中国語講座は発音の第3週目が終了、今週の中心テーマは「そり舌音」〈zhi chi shi ri〉の習得だ。

ラジオ講座では「そり舌音」を〈ri shi zhi chi〉の順序で教えていた。理由はたぶんこうだ。「そり舌音」〈zhi chi shi ri〉に共通する音は〈ri〉、〈zhi chi shi〉を意識して長めに発音すれば ri の音が残る、よって「そり舌音」の基本は〈ri〉という考え方だ(ピンイン方案制定の際にも現行の〈zhi chi shi ri〉を〈zri cri sri ri〉とする案があった)。今回の講座では長年の教学経験からより効果的と判断してこの順序を選択したのだろう。繰り返しになるが、今回のラジオ講座はこのような「試み」が随所に見られとても興味深い。そして「ステップ12」では「そり舌音」と単母音〈e〉の組み合わせをじっくり練習する。「そり舌音」+単母音〈e〉の発音ができない君、「ステップ12」を聴いてしっかりトレーニングしよう。

私が今年度授業で「そり舌音」を教えるのは来週になる、〈ri shi zhi chi〉の新しい配列を試してみようと思う。
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# by clingmu | 2008-04-20 17:20 | 教学

ゼミ(3年)の目標

今週からゼミが始まった。新3年生の5名が研究室にやって来た。今年のゼミテーマは中国語のトレーニング。自己紹介が終わると早速「速読」を行った。教材は2年生と同じもの、「レベル1」を全員が1回で合格した、さすが3年生だ、期待がもてる、ゼミ生の学習意欲も旺盛だ、と私は感じた。そこで、

3年次終了時点でHSK6級取得

をノルマとして設定した。明確な目標があった方がよい。専門学科の学生ならきっと達成してくれるだろう。
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# by clingmu | 2008-04-18 21:21 | ひとりごと

4年生のゼミ

1学期4年生のゼミは木曜日の午後14:00~18:00に行います。ゼミの時間は個別に調整し予約制(笑)とします。木曜日の午後は研究室をゼミ生に開放しますので、ゼミの作業やゼミ生の集まりに利用してください。まずは15日火曜日にお会いしましょう。
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# by clingmu | 2008-04-13 17:16 | ゼミ連絡

〈起〉の用例から

水滸をじっくり読み丹念に用例を集めると何かしら「発見」がある。つぎの例は〈起(来)〉を調べている学生が見つけたもの。

众人叫起里面亲随,外面当直的军牢,都来看视,声张起来(第31回)

ところは惨劇後の鴛鴦楼、生き残った人たちが現場を見て騒ぎになる。2つの〈起(来)〉が現れ、それぞれ用法が異なる。〈声张起来〉の〈起来〉は「開始」を表す用法と説明できるが、〈众人叫起里面亲随〉の〈起〉はどうか? みな〈众人〉が呼んで〈叫〉、中にいるお付きの人〈里面亲随〉が起きる〈起〉、という構造になっている。〈叫起〉は〈叫醒〉と同義、この〈起〉は「起きる(起こす)」の意味になる。だがすっきりしない。

そこで我が家のネコに聞くと、「〈叫起〉で切る、ってのはどうかニャ~?」との仰せ、句読は、

众人叫起,里面亲随、外面当直的军牢都来看视,声张起来。

となる。〈里面亲随〉と〈外面当直的军牢〉を並列の関係に読むのはなるほどと思ったが、〈叫起〉で切り、〈起〉を「開始」義で解釈するのは少し無理がある、〈叫起一声〉と目的語でもあればよいのだが。そこで折衷案、

众人叫起里面亲随、外面当直的军牢,都来看视,声张起来。

はどうか? 因みに岩波文庫の翻訳には「ひとびと、奥向きのつき人や、おもての当番の兵隊たちをよびおこし、一同で見まわってみて、騒ぎ立てましたが」とある。しかし〈叫起〉の問題はやはり解決されない。

この先、ゼミ生たちがいくつ刺激的な用例を集めてくれるか楽しみだ。
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# by clingmu | 2008-04-12 09:45 | 水滸


水滸伝の言語に興味を抱く、ある語学教師のぼやき。ときどきゼミ連絡。
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