水滸のことば



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テレビ中国語会話

先週ゼミの発表会が無事終了した。今週は試験週間、と言っても試験は2つだけ、どちらもマークシート方式なので採点の必要はない。試験が終われば春休み、来年度授業の準備に入る。

ある筋の情報によると、来年度4月からNHKテレビ中国語会話を大阪大学の古川裕先生が担当するとのこと。古川先生の著書『チャイニーズ・プライマー』は専門学科の教科書として10数年使っていた。学生からも『チャイプラ』として親しまれ(?)、大学4年間の使用に耐えうる豊富な内容がその最大の特徴だ。ここ数年バラエティー色の濃かったテレビ中国語会話だが、これを機にまた本格的な語学番組に戻ってほしいと願うのは時代遅れの私だけか?

今年は北京五輪が夏に開催されるという事情もあり、NHKでは中国語会話にかなり力を入れるようで、再放送の回数も増えると聞く。しかし気がかりなのは、中国への関心=中国語学習者の増加、になっていない点だ。とくに高校生たち若い世代の人たちにその傾向が強いように思う。中国語学科としては頭が痛い。

私が大学の中国語学科に入学した1978年当時、周囲の人たちから「先見の明がある」とよく言われた、裏を返せばそれは「なんでそんな語学を選んだの?」という好奇心だった。30年が過ぎた、「先見の明」とは「百年構想」と同義だったのかも知れない。私が21世紀後半まで中国語を教えるのは不可能だ、どうやら毎年入学者の数を心配する日々が続きそうだ。
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by clingmu | 2008-01-28 19:46 | ひとりごと

ゼミ発表会

来週の火曜日(22日)に2007年度ゼミの卒業研究発表会を行う。今年度の発表者は2名、タイトルは以下の通り。

1.「金庸簡伝―金庸の紹介―」
2.「『水滸伝』における“与”の用法について」

一年間をかけて作成した卒業研究の発表を聞くのが今から楽しみだ。
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by clingmu | 2008-01-19 15:00 | ゼミ連絡

ゼミ春休みの課題

昨日3年生のゼミが実質的に終了した。来年度4月から一年間かけて卒業研究を執筆することになる。卒業研究作成の準備段階としてこの春休みゼミ生に課題をあたえた。課題は以下の通り。

課題題:『水滸傳』第30~32回から各自のテーマに基づき用例を集める。
体裁:Word文書A4横書き、書式は「標準」。
用例の提示は以下を参照。

1)难得近处一个财主,见老身这般说,布施与我一套衣料,绫绸绢段,又与若干好绵〈24-347-16〉
(ありがたいことに近所のあるお金持ちが私のこの話を聞いて、私に一そろいの生地、上等な絹を恵んでくれ、またいくらかのよい真綿をくれました)

2)早晚都监相公不住地唤武松进后堂,与酒与食〈30-426-4〉
(朝も晩も都監さまはひっきりなしに武松を奥に呼び、酒や肴をあたえた)

……

注意:
①テキストは配布した活字本を使用、日本語は「MS明朝」、中国語は簡体字で「SimSun」、ポイントは「10.5」で入力。
②〈 〉内には〈回-頁-行〉を明示し、日本語訳は行を改めて( )内に。〈 〉前の用例で文末の「.」や「。」は省略、( )内の日本語文末の句読点も省略。
③用例は出現する順番に並べる、整理はしない。用例の番号は半角で「1)……」。
④中国語の用例は前後の文脈を考え、その用法が分かる程度の長さにする。
⑤日本語訳は不自然にならない程度の直訳が望ましい。
提出期限:3月31日。

かなりこまかく指示をあたえた。この段階で個性を発揮する必要はない。指示通り作業をすることが重要だ。地味な用例集めを軽視しないでほしい、おいしい「料理」にはよい「食材」が不可欠だ。
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by clingmu | 2008-01-16 19:55 | ゼミ連絡

HSK受験結果

学生に語学力を身につけてもらうことの難しさを痛感した。

先日3年生のHSK受験結果が学科に届いた。HSKの結果=語学力でないのは当然だが、語学力のある人は試験で結果を残す。今回はとても厳しい結果だった。会社であれば私は責任を感じて「辞職願」の一つも出す必要があるだろう、これまで多くの学生を落第させてきたので、学生が今回の試験を利用して私を辞職に追い込もうとしているのかと一瞬思った。「中国語学科卒業」の看板を掲げてこのまま「製品」を「市場」に送り出せば「偽装」問題で社運は傾く。

そこで会社としては2つの選択肢がある。看板を掛け替えるか、看板に見合う製品を製造するかの2つだ。前者はあまりに安易な選択で長期的な展望にかける、一方、後者の選択には苦労が伴う。社員の意識改革、時には社員のリストラだって必要かも知れない(私もその対象か?)。語学力は幸か不幸か試験で具体的な数値として示される。現状ではその数値を直視するのが怖いが、成果が上がれば自社の「製品」に誇りをもてるようになる、「会社」の倒産も回避されるだろう。

ただし、この選択肢を選ぶには、製品化可能な「原料」および製品を製造する腕をもった「技術者」の存在が大前提となる。
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by clingmu | 2008-01-13 20:31 | ひとりごと

関東学連選抜

箱根駅伝をTVで観戦した。「学連選抜」が大健闘、総合4位、堂々たる成績だ。本来なら文句なしのシード権獲得、壮挙である。学連選抜は「非正規軍」、いわば「ゲリラ」だ、学連選抜の後塵を拝した「正規軍」はすべてシード権を返上すべきだろう。首都圏の各私立大学は「箱根」に躍起となっているようだが、規模の小さい私立大学が10名の優秀なランナーを集めるのは不可能だ。しかし学連選抜への参加なら可能かつ十分だ。我が大学上層部がとんでもない初夢を見るのが心配だ。

総合優勝は駒大、惜しくも優勝を逃した早稲田はこのところスポーツしかやっていない印象だ。「ハンカチ王子」に卓球の愛ちゃん、ラグビーも圧倒的に強い。そういえば中国語でも「文法体操」をやっていた。

一方、関西の大学はどうしているのだろう。大学スポーツはどうしても関東中心になる。「箱根」だってTV中継のおかげですっかり「全国区」になったが、本来、関東だけのローカルな大会だ。当然のことながら関西の大学はお呼びではない。以前は同志社などがラグビーで名を馳せたこともあったが、このところあまり名前を聞かない。大学スポーツには弊害も大きい。関西の大学がもしスポーツに無駄な時間とお金をかけず、大学の本分である「研究と教育」を地道にやっているとしたら…かえって恐ろしい気がする。大学でスポーツをやりたい学生は「関東」、お勉強なら「関西」なんてことになったらどうしよう。

ちなみに、中国語の世界ではその傾向がはっきりしている。関東で「文法体操」をしているうちに関西では研究を進め、「西高東低」の現象が確実に存在している。
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by clingmu | 2008-01-03 23:10 | ひとりごと

初夢

今年の目標は2つ;

1.ゼミ研究発表会の開催
2.研究休暇の申請

今のところは初夢に過ぎないが、夢はないよりあった方がよい。
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by clingmu | 2008-01-02 20:34 | ひとりごと

新年好!

年末は「紅白」を見てゆっくり過ごした。昨年話題になった曲「千の風になって」も聞いた。

♪眠ってなんか~いません~♪ 昨年何度も聞いた歌詞だ。ふと思った。なかには眠っていてほしい人もいるのではないか? たとえば、貴方は天安門広場にいる。気持ちよく吹く秋風に乗って「毛沢東」が貴方の周りをウロウロしていたらどうだろう? やはり毛沢東ははあそこでおとなしく眠っていてほしい。そんな不謹慎なことを元日早々考えてしまった。

今年は北京で五輪が開催される。今年一年がよい歳でありますように。
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by clingmu | 2008-01-01 00:24 | ひとりごと


水滸伝の言語に興味を抱く、ある語学教師のぼやき。ときどきゼミ連絡。
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