水滸のことば



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来年度ゼミ

来年度ゼミ希望者の名簿が手元に届いた。7名…まさかの数字だ、来年度は3、4年あわせて最低14名の大所帯になりそうだ。ゼミ生受け入れの可否を教務課に提出するよう求められているが、10名以下のゼミは無条件受け入れとなり、こちらの選択権はない、どうもこの大学は「No」が許されない「希望調査」を好むらしい。

近代漢語研究に興味をもつ学生が7名もいる。これはたいへん喜ぶべきことである。だがどうも学生はそういう基準でゼミを選んでいない。

妻曰く「甘く見られているのでは?」。その通りかも知れない。lingmuならどうにかなる、与しやすいといったところか。lingmuは「腹黒い」のだが…もっともその辺の人間観察力を2年生に期待するのは無理かも知れない。

ゼミ希望者の中には授業であまり見かけない学生の名前もあった。私の授業に興味がないのに少人数かつ狭い空間で行うゼミを選択してよいのだろうか? 心配だ。

先ほど教務課からメールが来た。もう一人ゼミ生が増えるとか…かなり真剣に困っている。
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by clingmu | 2007-10-29 17:51 | ひとりごと

文章講座

休日の朝、妻がネット上から以下のようなニュースを見つけてきた。

新入生に「日本語の文章講座」、論理的思考力を育成…早大
(読売新聞 - 10月19日 14:53)

学生の“日本語力”を引き上げようと、早稲田大学(東京都新宿区)では、来年度から、新入生を対象にした「日本語の文章講座」を行う方針を決めた。

理路整然と話したり、書いたりすることが出来ない学生が増えているためで、日本語で論理的に表現する力を身につけさせるのが目的。数年後には、約1万人の新入生全員を対象に実施したいとしている。

早大ではここ数年、「学生たちの論理的に考え、表現する力が落ちている」といった指摘が教員らから相次いでいた。ある教授は、「ゼミで議論をしても、自分の思いこみや考えを言いっぱなしの学生が多い。意見の論拠や、反対意見よりどう優れているかなどをきちんと説明できないので、議論が深まらない」と嘆く。


ふと妻がつぶやいた。

「『会議』で議論をしても、自分の思いこみや考えを言いっぱなしの『教員』が多い。意見の論拠や、反対意見よりどう優れているかなどをきちんと説明できないので、議論が深まらない」

『文章講座』が必要なのは学生だけではなさそうだ。

先日研究室で卒論の指導をしていたところ2名の来訪者があった。

一人は教員。ノックもせずにドアを開け人探し、目的の人物がいないと見るや、ブツブツと独り言を言いながらそのままドアを閉めた。

もう一人は学生。ドアをノックし、許可を得てからドアを開け、用件が済むと礼を述べ立ち去った。

どうやら一部の教員には「礼儀作法講座」も必要らしい。
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by clingmu | 2007-10-20 17:24 | ひとりごと

2連敗

AO、FDときて今度はCS、といってもこれはプロ野球のお話。クライマックス・シリーズというらしい。パ・リーグで好評だったプレーオフを今年からセ・リーグでも真似をして、恥ずかしいのでパ・リーグにもこの名称を名乗らせたのだろう。

このところ野球を観る機会がめっきり減った。久しぶりにCSを観たが、セ・リーグがみすぼらしかった。昨日と今日は一日に大リーグ、パ・リーグそしてセ・リーグの3試合が視聴可能だ。すべて観たらたいへんなことになるが、3試合を比べると夜に向かうほど試合の雰囲気に重みがないように感じた。夜の試合は2試合とも初回だけ観れば十分だ。

30年来の阪神ファンとして一言。阪神がセ・リーグ3位? 阪神の下に3チームもいるのが信じられない、3試合の短期決戦で2戦目の先発投手がいない、というのが理解できない、楽天がセ・リーグだったらCSに出ていたかも知れない。岡田監督はこれでプレーオフ6連敗(日本シリーズでロッテに4連敗)。野村が若手を育て、星野が外部の血を入れ補強した、そして岡田が遺産をすべて使い尽くした。1シーズンに同じ投手を90試合も登板させる、この点だけでもその無能ぶりを遺憾なく発揮している、選手を「モノ」扱いだ、一方、自分の出身大学の後輩は必要以上に信頼する。

あれ? 何処ぞの職場にもそんな現象が…? 忠告しよう、一日でも早く大リーグに行ったほうがよい。たとえマイナーでも井川はよい勉強をしているだろう。
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by clingmu | 2007-10-14 21:28 | ひとりごと

こんな入試はいかが?

先日大学の「ネズミの相談」会議でAO入試の合否判定があった。幸い中国語を本学で学びたいという高校生はまだいるようだ。

最近では多くの大学で実施しているこのAO入試、かなり変わった選抜方式である。日本お得意のアメリカ追随方式らしいが、勉強不足でその理念を私は知らない、また知りたいとも思わない。

AO入試が導入されてからの大まかな統計では、この入試で中国語学科に入学した学生の半数近くが入学後1、2年で留年している。中にはとても熱心で意識の高い学生もいるが、この人たちはほかの入試でもきっと合格するだろう、ということは、AO入試とは入学後留年の可能性が高い学生を選抜するための入試ということになる、少なくとも私はそう理解している。

「少子化」の進む現在、競争力のない大学は学生確保がたいへんだ、「定員割れ」は避けなくてはならない、学生を一人でも多く集めようと入試の「安売り合戦」となる。一部の大学では、入試が学生を選抜するという本来の意味をもたなくなっている、まさに「全入」時代。我が大学も残念ながら入学者を選ぶ立場にない。いっそ入試は一日だけ、当日早く来た者から入学を許可する、という方式に改めたほうがよいと私はかなり真剣に考えている。

入学はフリーパスだが、入学後はきちんと勉強してもらう、というのが我が大学の方針だと思っていた。勉強の楽しさ、中国(語)の面白さをを知って積極的に学習する、というのは理想論、「留年」の2文字で学生を脅し勉強を強制するのが効果的、新入生の周囲には昨年の新入生が何人もいる、それが何よりの証だ、学問の楽しみは勉強をしてからだ。高校まであまり勉強していないのだから体力は残っているはずだ。

ところが、先日の「ネズミの相談」会議で、FDの名の下に大学として留年者・休学者そして退学者を減らすよう努力する旨の発言があった。入学後、退学者や留年者が多い=学生の面倒見が悪く教育に熱心でない大学、ということになるらしい。まったくバカげた理屈だ。留年者を減らすのは至極簡単だ、「社保庁」の仕事を見習えばよい。

文科省や大学の評価機関の目ばかり気にして、現在在籍している学生の実態から目を背ける大学は今後その存在価値自体が危なくなるだろう。
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by clingmu | 2007-10-14 18:19 | ひとりごと

夏休みの「宿題」

昨日1年生の授業で10月1日は何の日か? と質問したところ、午前午後のクラスとも「都民の日!」という答えが返ってきた。千葉県にある大学なので都民の学生は少ないはずだが…。9月25日に〈今天是什么节日?〉と質問した際には〈中秋节〉と答えてくれたのに、授業の出鼻をくじかれた、〈国庆节〉はあまりなじみがないらしい。

ところで10月1日は大学紀要原稿の締切日、夏休みに書いた『中国語「速読」の試み』をメールの添付書類で提出したところ、研究支援担当者(すごい名称だ)から「査読の結果は後日ご連絡をさせていただきます」との連絡があった。査読? いったい誰が読むのだろう? 内容はblogにも書いた「速読」の授業を紹介した教学ノート、査読する方に時間を浪費させることになりそうで申し訳ないが、どうにか夏休みの「宿題」を提出できてホッとした。
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by clingmu | 2007-10-03 23:48 | ひとりごと


水滸伝の言語に興味を抱く、ある語学教師のぼやき。ときどきゼミ連絡。
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