水滸のことば



水滸の使役表現

水滸の使役表現に用いる〈叫〉を調べている学生が提出した課題に次のような用例があった。

施恩……取酒食叫武松吃了<30回>
施恩讨两碗酒叫武松吃了<30回>

現代語でもこのような表現は可能なのだろうか?意味の上からは問題なさそうだ。ところが、今年水滸の〈与〉を調べたゼミ生の用例を見ると上掲用例は〈取酒食与武松吃了〉〈讨两碗酒与武松吃了〉と書き換えられそうだ。さらには現代語なら〈与〉を〈给〉に換えた言い方が自然だろう。であれば、現代語において〈他拿出一本书给我看〉と〈他拿出一本书叫我看〉はどちらも成り立つのか?成り立つとしたらどのような違いがあるのか?

現代語の使役表現を研究テーマとして進学を希望する I 君にぜひとも取り組んでほしいテーマだ。
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by clingmu | 2008-03-12 09:28 | 水滸
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水滸伝の言語に興味を抱く、ある語学教師のぼやき。ときどきゼミ連絡。
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