水滸のことば



進化するHSK

来年からHSKの試験方式が大きく変わるという情報は昨年末から聞いていた。先日、同僚のS先生から〈中国汉语水平考试改进版样卷〉なる本を渡され、モデル問題を見ることができた。S先生の意図としては、しっかり分析してGPテストに活かせ、ということだと思う。

新しい「中級」の問題を見た。核となる試験は〈听力理解〉(60題)と〈综合阅读〉(70題)からなり、130題を約130分で解く、受験生にかなりの負荷をかける試験スタイルは踏襲されている。さらにオプションとして〈口语〉と〈写作〉が加わった。すべてを受験するなら、受験生は最近流行の体力トレーニングでも導入して体を鍛える必要がありそうだ。

GPテストという視点でまず参考にすべきは中級の〈听力理解〉と〈综合阅读〉、〈综合阅读〉の分析はS先生に任せるとして、ここでは〈听力理解〉を一通り聞いた感想を述べたい。

当然のことだが従来の「初中等」より難しい。「初等」の部分がスッポリと抜け落ちた感じだ。具体的には独白に対する質問に答える問題形式が消えた。第一部分から対話形式20題となっている。対話なので話の内容は把握しやすいが、時に「人間力」を試されるような問題もあり、なかなか手強い。第二部分に従来の第三部分が入り20題、そして「新」第三部分はこれまでにない形式だ。かなり長い問題文が読まれ(2分程度)、質問が5題用意されている。各問すべて同一の選択肢A~Hから正答を選んでいくというもの。文章4題×設問5題、計20題、問題文はかなりのスピードで読まれる。

従来の初中等は対象範囲にかなりの幅があった。そのおかげで我が学科の学生が受験してもそれぞれの実力に見合った級がそれなりに認定された。だが4級が平均という専門学科の学生が、相当のリスニング力を求められる「新」中級に合格するのはかなり難しそうだ。現状では合格者10名程度か。そこでGPテストも微調整の必要がありそうだ。といった事情で…

明日(7/17)は「第1回GPテスト作成会議」の開催です。S先生、よろしく。
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by clingmu | 2007-07-16 16:58 | 教学
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水滸伝の言語に興味を抱く、ある語学教師のぼやき。ときどきゼミ連絡。
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