水滸のことば



《明容與堂刻水滸傳》(影印本)

e0109427_10353385.jpge0109427_10345489.jpge0109427_1034790.jpg《明容與堂刻水滸傳》(全四冊) 上海人民出版社1975年。本学図書館でこの影印本と出会い「水滸のことば」について考えるようになった。

文字で書かれた資料を利用して近代漢語研究を行う以上、版本は重要な意味をもつ。『水滸傳』で最も古くかつ整った版本(文繁本)は容與堂本(100回本)になる。上海人民出版社本は所謂「北京本」に基づく影印本であり、1975年という出版年からして「水滸批判」のおかげ(?)で出版された書籍であろう。

1975年はまだ文革終結前、この本はあまり日本に入って来なかったようだ。大学院時代は図書館にこの本がなく、わざわざ国会図書館まで出かけて必要な箇所だけコピーしていた。20年前国会図書館のコピー代は確か1枚50円ほどかかった。貧乏な大学院生の身にこの出費は厳しかったなぁ、当時のことが懐かしく思い出される。

日本の内閣文庫にも容與堂本が存在し、こちらは現在、台湾で出版された影印本が手もとにある。
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by clingmu | 2007-05-04 10:39 | 書籍
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水滸伝の言語に興味を抱く、ある語学教師のぼやき。ときどきゼミ連絡。
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